おむすび
FC3Sに憧れている方もいまだに多いと思います。
元オーナーが購入時の注意をまとめました。
FCオーナーになったのは20年ほど前ですが、いまだに忘れられない車の一つです。
この車から私の愛車遍歴がスタートしました。
1985年のデビュー以来、いまだにオーナーになりたい方は後を絶ちません。
30年落ちが当たり前となった今、購入時はどこを見れば良いのか?注意点は?などわからない方も多いと思います。
そんな疑問に元オーナーが答えます。
目次
チェック箇所について
外観は勿論、内装もチェックしましょう。
ベストは試乗させてもらうことです。
外観
外観からわかる情報はボディのダメージです。
年代物なので基本的にはダメージがあると思って下さい。
- 正面からの立ち姿
- ボンネットの隙間
- 前後のフェンダーまわり
- ドアの建付け
- リアハッチのドレーン
正面からみて左右で高低差がないことを確認しましょう。
フェンダーとタイヤの位置が左右でズレていないことも要チェックです!
ズレている場合は足回り、フロントへのダメージがあります。
ボンネットの隙間が均一であることをチェックしましょう。
フロントタイヤより内側で隙間がある場合は、ボディのダメージが考えられます。
フェンダーまわりの隙間が均一であることを確認しましょう。
ズレている場合は足回り、ボディへのダメージがある可能性大です。
ドアの建付けも合わせてチェックしましょう。
リアハッチのドレーンを確認しましょう。
水が流れない場合は錆びor腐食の可能性があります。
ハッチを開けて内装にシミが無ければひとまず安心です。
可能であれば水を垂らして、雨漏りを確認しましょう。
内装類
- スイッチ類のヒビ割れ、動作
- パワーウインドウの動作
- エアコンの動作
- リアハッチの雨漏り
- 内装のヘタリ具合
スイッチ類やエアコン吹き出し口などのプラスチック製品は、経年劣化や折れなどがあります。
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パワーウインドウの動作はよく確認しましょう。
エンジン回りなど
エンジンをかけて2~3分アイドリングをチェックしましょう。
安定していればOKです。
出来ればエンジンをかけた状態で、外観、内装のチェックを行えるのがベストです。
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スムーズにアイドリング状態に戻り安定していればOKです。
ボンネットを開けてタイミングベルト類の音を確認しましょう。
異音がある場合は要チェックです。
ラジエーター回りのフレームに歪みがある場合は事故車の可能性です。
フロントアームのアッパーマウント周辺もチェックしましょう。
センターがズレている場合は足回りのダメージが考えられます。
試乗
ぜひ試乗しましょう。これが一番です!
実際に走らせることでエンジンや足回りの状態が確認できます。
路面を捉えることで発生する音などから、ボディのヘタリ、ミッションのクセなどを感じることが出来ます。
試乗出来ない車はトラブルを抱えていると思ってまず間違いないでしょう。
今時FCのデモカーは無いと思いますが、デモカーは試乗NGの場合があります。
ナビシートで試乗させてもらいましょう。
現在の中古車市場について
現在の価格帯
89万円~398万円となかな差が開いています。
メインとなる価格は200万円前後、走行距離は約10万キロとなります。
私が買った当時(2001年)は5万キロで85万円でしたので、かなり高価な買い物になります。
車の状態
チューンドカーがベースとなります。
基本的にはノーマル車は市場に出回らないです。
私の経験ですがお世話になっていたショップの伝手で幸運にも入手出来るといったパターンになります。
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GT-XやGT-Rなどを購入してリフレッシュさせるのがオススメです。
まとめ
FCは年代物です、上玉は200万円以上します。
- 外観からボディへのダメージを確認
- 内装のヘタレを確認(特にスイッチ)
- エンジンの状態を確認
- 試乗で車全体の状態を確認
ノーマル車は試乗に出回らないので、基本的にはチューンドカー狙いとなります。
グレードにこだわらず状態の良い車体の購入をオススメします。
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装備も取り換えられていたりするので、よほどのこだわりがない限りは選択肢から外した方が無難です。
最後に
FCは非常にデリケートで壊れやすいです。
私がオーナーの時はパワーウインドウが水没してスイッチやモーターを総取り換えしました。
スイッチ類には気を付けましょう。
エアコンの冷房はほぼ効きません。
おむすび
購入後は予備のヒューズを要することをオススメします。
FC
ご拝読頂きありがとうございます。